成功者にあって普通の人にない「自制力」の鍛え方 自分を動かす方法を知れば人生はより楽になる

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あなたの周りに、誰に対してもいつもニコニコと明るく笑顔の人はいませんか?

「私もできるならあの人みたいにいつも周りに明るく振る舞いたい……」と心で思ってはいても、実現するのはなかなか難しいことでしょう。

仕事では納得がいかないこともたくさん起こりますし、人間関係も思いもよらない理不尽なことが起こります。ニッコリ笑顔で明るく対応できれば自分も周りも気持ち良く、人間関係もスムーズになると分かってはいても、我慢の限界。いつの間にか眉間にシワがよって不機嫌丸出しに……。

こんな時こそ、「自制力」を駆使してみましょう。始めの一歩はとても簡単です。

あなたの「気分」はどこからくる?

心理学者のフリッツ・ストラックらが行った実験に、こんなものがあります。

まず被験者にペンを咥えた状態で同じ本を読ませ、内容について感想を述べさせました。

この時、ペンを口に垂直に咥えて読んだ場合(口がすぼまっている状態)と、平行に咥えて読んだ場合(口が横に広がり笑顔のようになった状態)のどちらがより本を面白く感じていたか、比較したのです。

すると、前者より後者の方が本をより面白いと感じた、という結果になったのです。この結果により、強制的に作られた笑顔でも、心に影響を与えることが分かります。怒りが湧くから眉を寄せたり、楽しいから笑顔になったり……など、一般的に「心の動きによって表情は作られる」と考えられていると思います。

しかし実は、心と表情の関係は一方通行ではありません。表情を作ることによって、気持ちを作ることも可能なのです(表情フィードバック仮説)。

次ページ「感情」はコントロールが難しい。でも、「筋肉」なら……
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