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赤道直下なのに365日「真夏の軽井沢」のなぜ? 9割の日本人が驚愕!アフリカの大きさ、気候…

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  • 椿 進 AAIC代表パートナー
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ケニアではM-PESAのショップ・代理店が至るところにあり、ここでケータイに通話料をチャージしたり、現金に払い戻したりすることができます。ATMの代わりです。ショップは、ケニアだけで14万カ所以上あります。

チャージした通話料は、コンビニでもガソリンスタンドでもファストフード店でも決済に使えます。預金もできるし、与信がつけばローンを組むことができる。

それこそ都市部にいるホームレスの人たちも、「M-PESA」。空き缶にコイン、ではないのです。2018年時点で、年間のトランザクションは約4兆5000億円規模になっています。これは、ケニアのGDPの約半分に当たります。全銀行の年間トランザクションの約2倍。文字通り、ケニアで暮らすには、なくてはならないのがM-PESAなのです。

研究開発は先進国、社会実装はアフリカ

他にもアフリカでは、リープフロッグ的な先進事例が多数でてきました。イギリスのベンチャー「Babylon/babel」が展開する遠隔診断/AI診断サービス。アメリカ企業「Zipline」による血液や医薬品などを最高時速80㎞で運ぶドローンデリバリー。アメリカ「Butterfly」社のモバイル式ハンディタイプ超音波診断機。いずれもユニコーン企業になっています。

アフリカ発でも、若者に人気で急成長しているアフリカ版TikTok「Vskit」、ウガンダ人が創業した超絶急成長中の海外送金手数料無料サービス「Chipper Cash」、ナイジェリア人の創業でUber型物流で飛躍的に成長している「Kobo360」。

近年、先進国のベンチャー界で起きているのが、研究開発は先進国で行い、商用サービスを最初にアフリカで行うモデル。レガシーが少なく先進のサービスがすぐに提供できるからです。

日本のベンチャーにも、もちろん大企業にも、大いに注目してほしいフロンティアが、アフリカなのです。

●問題の解答
問1 アフリカ大陸の大きさは?
③ アメリカと中国とインドと欧州と日本を足した面積より大きい
問2 アフリカの2050年の人口予測は?​
② 25億人/世界人口のうち約25%
問3 ケニアのモバイルマネー「M-PESA」の普及率は?
③ 成人の96%

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