証券化商品の信頼回復に情報開示の進展が最重要--アンドリュー・キンボール ムーディーズ エグゼクティブ・バイスプレジデント

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--規制強化に対する異論は。

規制強化に反対したり、規制そのものと喧嘩したりする気はない。ただ、地域間の整合性が取れないと越境活動に支障を来す懸念がある。

--各国が格付け会社の公認制度を設けていること、BIS(国際決済銀行)が銀行の自己資本規制に対するリスク評価に格付けの採用を認めていることが、格付けへの過度の依存につながったのでは。

唯一の評価として格付けを使うことは危険であり、われわれは望んでいない。投資家は自らの評価を基本にし、格付けはセカンドオピニオンとして使うのが適切だ。

--利益相反をめぐっては、そもそも発行体から手数料をもらうことの是非が議論されてきました。

逆に投資家から手数料をもらうことを考えても、自らが保有する証券の格下げを望む投資家はいないので難しい。どのような手数料の請求先を考えても、完全に利益相反の問題を排除することは困難だ。

(聞き手:大崎明子 撮影:吉野純治 =週刊東洋経済2010年5月22日号)

Andrew E Kimball
ムーディーズのグローバル・ストラクチャード・ファインナンスの格付け業務の責任者。世界の商業用不動産、アセット・ファイナンス、デリバティブの格付けチームを統括。

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