マルチリンガルの外国語学習法 ある翻訳家の「語学」心覚え 石井啓一郎著
企業勤務の傍ら中東現代文学の翻訳、研究者として活動する著者は、大学でスペイン語を専攻したのを皮切りに、フランス語、イタリア語、ペルシア語、英語と、興味の趣くまま十数カ国語を学んできたという。多くは独学で、その学習方法は文法に真面目に取り組む一方で、文学作品を原書講読するといういたってシンプルなものだ。
英語を中心に実用会話を主体に据えた学習書は多い。とっつきやすさはあるが、果たして言語を習得する際に文法を端折ってよいのか。そもそも日本人が初めて学ぶ外国語が「英語」である必要はあるのか。日本の英語学習にも一石を投じながら、外国語を習得するとはどういうことか独自の語学論を展開する。
扶桑社新書 756円
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