低炭素経済への道 諸富徹・浅岡美恵著
進行中の地球温暖化は、未曾有の環境変動といってよく、従来型の経済発展はもはや許されない。低炭素化による経済ビジョンが必要とされる。「技術的に困難」「費用が莫大」という理由で、低炭素経済への移行を後回しにしようという発想から決別し、「非連続的な発展」を展望した政策形成が求められる。
早期に移行するメリットは多い。技術は進歩し、費用は低下する。後回しにすることで得になることは何一つないといっていい。日本が足踏みすればアジアが追いつき、抜き去っていくだけである。
国際交渉、日本の政策を批判的に検証することを通じて、低炭素経済の姿と、それを支える政策体系のあり方を明らかにする。
岩波新書 756円
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