ドラゴン桜で再確認「東大受かる思考力」習得法 必要なのは知識量ではなく本質をつかむこと

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突然ですが、以前東大ではこんな入試問題が出ました。「全国4地点のバスや飛行機の時刻表が、どれがどれか答えなさい」という問題です。

[ 問 題 ]
次の表は、日本国内の4地点における時刻表を示したものである。

(画像:筆者提供)

表の中のa~dは、

  1. ①成田空港の上海行きの航空便
  2. ②東京郊外の住宅団地のバス停(最寄りの駅前行き)
  3. ③人口約10万人の地方都市の駅前のバス停
  4. ④人口約5000人の山間部の村のバス停
  5.  

のいずれかである。a ~d に該当するものの番号(①~④)を、それぞれ答えよ。

(出所)2005年地理 第2問 一部改変

解けた子と解けなかった子の違いは?

どうして時刻表が入試問題になっているんだ、と考えるかもしれませんが、この問題、実は非常によく考えられた問題です。

僕は「リアルドラゴン桜プロジェクト」という高校1~2年生を対象としたプロジェクトを3年間全国の学校で実施していて、そのプロジェクトの中でこの問題を今まで1000人以上の学生に解いてもらいましたが、「普段から何かを考える能力が高い」学生たちは解くことができました。

逆に「勉強というのは机の上でやるものだ」という意識が強い学生は解けない場合が多いです。解けなかったという子に話を聞くと、勉強しているのになかなか結果が出ないとか、学力が伸び悩んでいるとか、そういう悩みを抱えてしまっていることが多いです。

この時刻表の入試問題は結果の出る勉強の仕方をしているか、そうでないかがわかってしまう問題なのです。なぜそうなのかということを、問題の解説をしながら説明します。

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