日経平均、「妖怪ウォッチ」で見たら下落?

【今週の相場展望】「ポルトガル妖怪」は怖いのか

経営不安が伝わったバンコ・エスピリト・サント(BES)。ポルトガル最大の上場銀行への懸念が広がったことで、市場は動揺した(ロイター/アフロ)

「妖怪」との「バトル」に勝ってきたマーケット

このところ、日米の株式市場や為替市場では、相場の変動が小さくなってきた。そのため、かえって「そのうち大きな波乱が生じるのでは?」との警戒感が生じている。来たる波乱要因は何か、という議論もよく耳にする。

ところが、振り返れば、日本経済への消費増税の悪影響懸念や、ウクライナ情勢、タイのクーデター、イラク国内での戦闘激化などがあったにもかかわらず、市場はいまのところ結局、すべてこなしている。「今度こそは、『波乱要因』という怖い『妖怪』が現れるのでは」と、警戒したものの、結局は市場がバトルに勝ち、妖怪を取り込んでしまったようだ。

それでもさすがに先週は、ポルトガルの大手銀行の経営不安がきっかけとなり、欧州の株価やポルトガル国債相場が下落。これらが震源となって、日本株式を含む他国の市場や為替にも影響を与えた。日経平均株価は2012年11月以来、約1年8か月ぶりの5日続落。終値は1万5164円だった。

今週は、このポルトガルの懸念に加え、イスラエルのガザ地区空爆といった、海外からのいくつかの妖怪をどう見るのか。人気アニメ・ゲームの「妖怪ウォッチ」になぞらえれば、もしかしたら、国内の株式市場が「妖怪ウォッチ」を通して妖怪を「発見」して恐れるあまり、国内株の上値が抑えられる展開があるかもしれない。

次ページ売ってもダメなら・・
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 山本シンヤが迫るクルマ開発者の本音
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • CSR企業総覧
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
ソニーとパナソニック、10年で大差ついた稼ぎ方
ソニーとパナソニック、10年で大差ついた稼ぎ方
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
15種類の「書き方」を徹底解説<br>無敵の文章術

ビジネスパーソンを中心に文章力の必要性が高まっています。在宅勤務における情報伝達手段として、メールやチャットは不可欠に。また精度の高い企画書はビジネスの成功に直結します。本特集ではシーンや目的別に、短期間でのスキル向上を目指します。

東洋経済education×ICT