日系企業のインド駐在員は余暇をどのように過ごしているのか?
日本人になじみのあるスポーツといえば、あとは施設内での水泳なども人気です。意外にもデリーなどでは富裕層をターゲットにしたフィットネスジムのようなものもたくさんあって、これも人気です。私もジムの中に入って見せてもらったことがあります。外は暑いのに中はクーラーが効いていて涼しいのですが、皆さん頑張って汗をかいていらっしゃいました。
--なるほど、プールで水泳、フィットネスジムですか。
一方、インドといっても広いですから、場所によって違いがあります。当然、地方の中堅都市ではゴルフ場などとは無縁の地域、日本人会など存在しない地域に赴任する方も大勢いらっしゃいます。こういった地域ではマージャンなどでしょうか。
これは駐在員社宅などに全自動卓が置いてあって、皆さん集まってワイワイやっておられます。これは、地域に関係なく卓とメンツさえそろえば誰でも楽しめますので、ほぼ全インドの日系企業駐在員の娯楽になっているようです。
■2008年10月に禁煙法が施行
--マージャン、ゴルフですか。日本人らしくていいですね。ホッとします。お酒などはどうですか。
お酒も飲めますが、置いているレストランはかなり少ないです。免許が非常に高いからです。高級そうなレストランでもそうです。そういうお店では「モクテル」といって、カクテルに似せたカラフルなジュースを勧めてきます。そもそも、インドは宗教上の理由で飲む人は少ないです。ただ、免許なしで出しているお店もあります。
自宅で飲む場合は、免許を持たないヤミ酒店などで購入したり、日本からの持ち込みをされているようです。皆さん、それぞれの自宅を訪問し合って飲んでいます。
以前はグジャラート州という禁酒の州がありましたが、現在は一部解禁になり、外国人は所定の手続きを踏めば問題ないようです。日本人が店ごと貸し切りなどにすれば、何でもアリなんでしょうけれど基本的にはこんな感じです。当然、日本語カラオケなんてものもありません。