慶大生が「性的同意」ハンドブックを作った理由 キャンパス内で起こっている性暴力を問題視

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セイフ・キャンパス所属で総合政策学部4年生の佐久川姫奈氏は、「断り切れない状況だったら、『はい』と言っても性的同意じゃないんです。言葉の説明では、同意を取らないといけないと理解していても、本当にはわかっていない学生が多い、というイメージを持っています」と言う。

セイフ・キャンパス所属で編集を担当した理工学部4年生の佐保田美和氏は、「サークル内のセクハラはたくさん起こっていますが、性暴力が問題、という活動自体が学内で一本化されていません。だからアンケートを実施し、パンフレットを作成しました」と説明する。

性的同意のオリエンテーションがないことを問題視

セイフ・キャンパスは、慶應大学内の性暴力や性差別をなくすため、2019年11月に発足した団体だ。ボイス・アップ・ジャパンは、2019年1月に『週刊SPA!』の「ヤレる女子大学生ランキング」に対しネット署名を集めて謝罪を要求した、当時大学生だった山本和奈氏が立ち上げた。平等で公平な社会を求めて声を上げる団体で、慶應大学ほか全国の大学に支部がある。

ハンドブック作成を発案したのは、ボイス・アップ・ジャパン慶應支部。

「私たちは、海外では行われている性的同意のオリエンテーションが大学入学式でないことを問題視し、オリエンテーションをするよう大学にお願いするプロジェクトを現在進めています。しかし去年はコロナ禍のために入学式が中止される中、今すぐできることがないかと考え、慶應大学オリジナルのハンドブックを作ることにしました。セイフ・キャンパスには性暴力に関するアンケートがあったので、一緒にハンドブックを作成しよう、と呼び掛けたんです」

ハンドブックの土台は、一般社団法人ちゃぶ台返し女子アクションの学生メンバーが作った『あなたらしく大学生活を送るための方法。セクシュアル・コンセント・ハンドブック』で、メンバーの同意を得て作成。警察庁から出向した総合政策学部小笠原和美教授の監修などを受け、先のアンケートや慶應大学内の相談窓口を加えた。

4月半ばまでで1259ダウンロードを達成。佐久川氏は「『授業中にハンドブックを配るからURLをください』という先生や、『授業に出席する皆さんとディスカッションをしてください』と依頼する先生などのご協力もいただいています」と手ごたえを話す。

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