では、日本ではどうか?
先に数字を示したように、ワクチン接種は、残念ながら、絶望的なほど遅れている。
高齢者のワクチン接種が始まったが、いつ予約できるのか不明だ。
一般市民には、16歳以上を対象にして5月末には開始したいというのが政府の方針だが、7月にずれこむ可能性が高くなっている。
それどころではない。自民党の下村政務調査会長は、4月19日に開かれた党の会合で、「残念ながら自治体によっては医療関係者の協力が足らず、65歳以上に限定しても、今年いっぱいか、場合によっては来年までかかるのではないか」と指摘した。
高齢者でも来年になるというのは、誠に由々しき事態だ。
日本は世界から取り残され、孤立する
今年の夏には、イギリスやEU、あるいはオーストラリアは、ワクチンパスポートを導入して、入国者に求める可能性がある。
そうなると、ワクチンの接種が遅れる日本人は、入国できないか、あるいは入国後一定期間の待機等が求められることになるだろう。
日本人の国際活動は大きく制約されることとなり、日本は世界的に孤立してしまう危険がある。
こうした事態に、日本政府はどう対処しようとしているのだろうか?
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