脳の「プレミアム燃料」になる「食べ物10選」 全米トップ脳トレーナー推しブレインフード
脳にいい食事、悪い食事
例えば、あなたが明確な理由があって毎日読書することになり、1日に5分だけ読む計画を立てたとする。ところがそれを阻むものがある。疲労だ。心身の活力は、人が活動するための燃料として欠かせない。時間管理の大事さは知っているだろう。それと同じように、モチベーションもエネルギーをどう管理し最大化できるかがカギになる。
回復力の専門家、イヴァ・セルハブ博士は、脳をよく高性能の乗り物にたとえる。「脳は高級車と同じで、プレミアム燃料を得たときにだけ最高の性能を発揮する。ビタミン、ミネラル、抗酸化物質を多く含む良質な食材をとれば、脳に栄養を与えて酸化ストレスから守れる。一方、体が酸素を使うときに生じる『老廃物』(フリーラジカル)は、細胞にダメージを与えることがある」
博士はさらに、脳を質の悪い燃料でむりやり動かしても、本来の性能はおそらく引き出せないと説く。例えば精製糖は、脳の機能を低下させ、炎症を起こし、抑うつの原因になりさえする(がんばった日のご褒美にアイスクリームに手を伸ばすのは、今後はやめたほうがよさそうだ)。
『Brain Food(ブレインフード)』『The XX Brain(女性の脳)』の著者で、神経科学と統合栄養学を専門にするリサ・モスコーニは、脳に必要な栄養素がほかの臓器と異なる理由を、僕のポッドキャストで説明している。「人間の脳が最高の状態で働くには、45種類の栄養素が必要です。大半は脳自体で作られますが、残りは食事からとらなくてはならないのです」。
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