モンストに沸くミクシィ、次の一手は?

森田新社長が語る、ミクシィの新戦略

森田 僕らとしては、モンストには二つの新しい点があると思っています。その一つは、アクションゲームであること。いままでスマホではパズルゲームが主流だったし、いまもわりとそうだと思います。でも僕らはアクションゲームが作りたかったんですよ。というのはアクションって誰がやってもうまくプレイできるから。本当に画面上で指を引っ張って離すだけなので、多少は頭も使いますけど、適当にやってもそれなりに楽しめたり気持ち良かったりする。そこは非常にこだわって作りました。

それから一番大事なのは、似たようなゲームが過去になかったこと。新しいゲームを作ろうとしても、どうしても似通っちゃう部分があって、結局みんな同じようなものになってしまう。僕らはオリジナリティーにこだわって完全に新しいものを作ったので、そこが受け入れられたのかもしれません。

それにモンストはリアルでのコミュニケーションに向いています。先ほど「ミクシィだからこそできた」と申し上げましたが、僕たちはゲームのプロジェクトを立ち上げたときから、ゲームを一つのコミュニケーション手段として考えていたんですね。フェイス・トゥ・フェイスで、仲間とわいわいやりながら時間を共有してコミュニケーションが楽しめるみたいな。

山田 遠隔地の、知らない相手と対戦するのではなくて。

ヒットは偶然も大きい

森田 そうです。あとは偶然のおかげもあると思います。でも「これはいけるぞ」と思ってからは、最初5〜6人のプロジェクトチームだったところへ、しっかり人も当てていったし、3月に大きなプロモーションをするという意思決定もした。テレビCMをするとなると、枠の関係上かなり早く意思決定しなきゃいけないんですよ。でも自分たちのプロダクトを信じて決断できたのが、うまくいった要因だと思いますね。

山田 芽が出たときに大きくなると感じてちゃんと肥料を撒いた、と。

森田 そうですね。事実、2月ごろちょっとインストール数の伸びが鈍化し始めたときに、CMを打ったことでまたグッと戻したので、本当にいい時期だったのかなと思います。

山田 なるほど。6月現在、900万ダウンロードを超えたそうですが、7月にはもう1000万ということになるでしょうか。

森田 なればいいですけどね(笑)。そうなるために頑張りたいと思っています。

山田 台湾などでの海外展開も始まりました。もう最初の手応えは出てきたころですか?

森田 そうですね、まだ台湾は出て1カ月ちょっとですけど、既に30万インストールいっています。実はローンチ前から台湾でも多少は話題になっていたので、「日本から来ましたよ」という記者会見をやったりとか、あとはフェイスブックページや公式ページをつくったりしました。でもまだ本格的なプロモーションは全然やっていません。攻略サイトは勝手に盛り上がっていますけど。それでもセールスも、今ちょうど10位ぐらいをキープしているので、立ち上がりとしては非常にいいんじゃないかなと思っています。

次ページアジアでもプロモーションをしていく
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