36歳女性が開眼「家に物を増やさない」賢いコツ 自分が楽しく感じるポイントに気づくのが大切
我が家のキッチンには小さなシンクとIH調理器が1つ。その下にビジネスホテルにあるような備え付けの小さな冷蔵庫があります。冷蔵庫は、以前、友だちがプレゼントしてくれたものがあったので、必要ありません。さて、この小さい冷蔵庫をどう使おう。しばらく考えて、「そうだ、食器や調理道具を入れよう!」と思いつきました。
狭いキッチンの収納スペースは、流しの下の空間と流しの上にある小さな棚だけ。下にはザルやボウル、包丁を入れ、上の棚には調味料やよく使う食料品を入れたら、もう何も入りません。
小さな冷蔵庫に入るように取手が短いフライパンを買い、フライ返しなどの調理道具、食器、オリーブオイルなどを入れたことで、ようやく料理が手早くできるようになりました。冷蔵庫は、電源を入れなければただの入れ物。何に使ってもいいんです。
ソーラーライトを使って電気代を削減
もう一つ、意外な使い方と驚かれるのがソーラーライトです。太陽の光で電気をためて災害時などに使うものですか、ベッドサイドのライトとしても十分に使えます。日中に電気をためておけばいいので、電気代はゼロ。照明器具を使うより安く済みますし、今は四角い紙風船タイプと、ガラスビンタイプのものを持っていますが、素材によって光の質感が違うところも魅力です。
子どものころから「こうでなければならない」と考えがちの私でしたが、「最小限のものを最大に活かす!」というミニマリストの発想からは、一つのものをいろいろな使い方で活かすことを学んだなぁと思っています。
以前は買い物大好きのマキシマリストでした。30代になって少し収入がよくなった頃は、250着も洋服がありました。どうしてそんなに必要だったのか、今となっては理由も思いつきません。たぶん、自分をよく見せたかったんでしょうね。洋服の力を借りて……。
そのうち仕事や人間関係につまずいて、本当に自分に必要なものが知りたくなり、自分を変えるために、ミニマリスト的な生き方への方向転換を考えました。
2017年に整理収納アドバイザー2級、2018年に1級の資格を取り、自分の持ち物をどんどん整理していくと、250着あった洋服は、たった25着までに減りました。所有していた洋服の9割は、ゴミだったのです。
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