36歳女性が開眼「家に物を増やさない」賢いコツ 自分が楽しく感じるポイントに気づくのが大切

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私が9割のゴミと暮らしていた理由は、自分自身でどんな暮らしをしていきたいのか、まったく描けていなかったからです。どんな洋服を選ぶかは、どんな暮らしをしたいかに直結すると思います。無理にミニマリストを目指す必要はないけれど、アラサー世代になったら、一度、自分の洋服を見直してみるといいかなぁ、と思います。

1年使わなかったものは、基本的に処分します(防災グッズなどは除きます)。使う頻度が少ないものは、おおむね半年ごとに必要かどうかを見直し、処分するか買い替えるかを決めています。

ミニマリスト的な生活を目指すようになって、いちばんよかったなと思うのは、定期的に自分の持ち物を見直し、処分する習慣が身についたこと。ものが少なくなり、管理と掃除が本当にラクになりました。

面倒くさがり屋なので「メルカリ」は使わない

洋服は、シーズンが終わったら宅配クリーニングに出して保管してもらうので、クリーニングに出す前に見直します。普段着としていちばんよく着ているユニクロの服は、着倒して、1年で処分。ユニクロのリサイクルに出します。通勤着にしている好きなブランドの服は、2、3年着回したら、古着を買い取ってくれる宅配買い取りに出します。

『36歳独身、派遣OL、女子力ゼロお気楽ひとり暮らし。』(KADOKAWA)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

「ブランド服なら、メルカリのほうが高く売れるでしょう!」と友だちからは言われますが、写真を撮ってサイズや商品情報を入力する手間がかかるので、面倒くさがり屋の私は、高値で売れそうなものしか「メルカリ」は使いません。

その1つが本。読み終わって、手元に残さなくていい本は、なるべく早いうちに「メルカリ」に出品するようにしています。写真を撮ってバーコードをスキャンすれば、商品情報が勝手に出てくるので、洋服や雑貨を出品するよりずっと簡単。しかも、新書や新しい雑誌は意外といい値段で売れるのです。買い取りショップへ持っていくより、おすすめです!

買い物好きのマキシマリストだった頃、私の部屋は、たくさんのものと色にあふれていました。不要なものを捨ててミニマリスト的生活を目指すようになってからは、「いつかはシンプルライフ」が、1つの夢でした。

その夢を叶えてくれたのが、何もかもなくして始まったひとり暮らしです。白いカーテン、白い寝具、白っぽい木目の机に白い椅子、白い小物たち……。インテリアを白でまとめると、意外なほど簡単に、シンプルライフそのものの部屋ができ上がりました。必要なものしかないシンプルな部屋は、掃除も片付けもラクチン。無駄なものがない空間では、時間がゆったりと過ぎていきます。

yoriko ミニマリスト

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よりこ

30代ミニマリストの派遣社員OL。ブログとYouTubeで、ストレスフリーなミニマルライフを発信。 整理収納アドバイザー1級。

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