「夢の田舎暮らし」に立ちはだかる思いがけぬ壁 漫画「ぼっちぼち村」(第3話)

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家庭菜園を始めるにも、実は高いハードルが存在する──

週刊誌のムチャぶりで、生まれも育ちも東京のアラフォー漫画家が田舎で農業に挑戦──。

『ぼっちぼち村(1)』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトへジャンプします)

漫画で食べていけなくても、農業で食べていければと考えていたが、数年経っても農業での年収は10万円にも満たない。精魂込めて、作物を育てて、収穫しても、買い叩かれるだけ。せめて自給自足の生活ができるようになればと目指すものの……。

移住先では人間関係のトラブルで3度も引っ越す。コミュニケーション能力が求められるのは田舎も同じ。都会で生きづらい人は、田舎でも生きづらい。

いまはコロナ下で地方移住の人気も高まっている。しかし、家庭菜園用に畑を借りるだけでも、実は農地法によって一苦労だ。なぜ地方移住、新規就農を成功させるのはこれほどハードルが高いのか?

『週刊SPA!』誌上で、淡々と田舎のリアルを描き、“SPA!の良心”と呼ばれる農業エッセイ漫画『ぼっちぼち村』(扶桑社)。田舎暮らしの先駆者の葛藤を一部抜粋してお届けします。

この記事の漫画を読む(3ページ)
市橋 俊介 漫画家

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いちはし しゅんすけ / Shunsuke Ichihashi

自称・崖っぷち漫画家。「敗北DNA」(KADOKAWA刊)、「漫画家失格」(双葉社刊)などモテない男や、生きづらい人間の群像漫画を主に描き、カルト的な人気を誇る。SPA!では2011年に「アラだらけ君」を連載後、現在は田舎暮らしと農的生活を描く「ぼっちぼち村」を連載中。

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