買収されたハフポスト想定外リストラの｢中身｣ バズフィードのCEOが大なたをふるった

東部全米脚本家組合に加盟するハフポスト労働組合の声明によれば、33人の組合員にレイオフの影響が及んだ。同組合員の3分の1に迫る人数だ。組合は声明で次のように述べた。「私たちは打ちひしがれ、激怒している。パンデミックと在宅ワークで大変な1年を過ごしたのに（その結果がこれでは）あんまりだ」。

リストラの一環としてバズフィードはハフポストのカナダ版を停止し、オーストラリアとイギリスの業務縮小計画も発表したとバズフィードの広報担当者は語った。リストラが完了した段階でも、ハフポストの編集部門はバズフィードニュースのそれを下回る規模にはならないという。

編集長ポストは1年空席

ペレッティ氏は会議で、ハフポストの編集幹部ヒラリー・フレイ氏と国際担当編集幹部ルイーズ・ローグ氏は間もなく退社すると述べた。ハフポストは前編集長のリディア・ポルグリーン氏が1年前に退社して以来、編集長が空席となっている。

ポルグリーン氏は音楽配信大手スポティファイ傘下のポッドキャスト企業ギムレット・メディアのコンテンツ責任者に転じた。ペレッティ氏は数週間以内にポルグリーン氏の後任を発表したいと話した。

ただ、ハフポストの次期編集長が誰になろうとも、その上司はバズフィードニュースの編集長マーク・スクーフス氏になる。ペレッティ氏は会議で、バズフィードとハフポストは別々の編集部を持ち、互いに独自性を維持し続けると繰り返した。

（執筆：Katie Robertson記者）

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