メーガン妃「爆弾発言」王室に与える大きな影響 王室もメディアも人種問題の認識がなかった

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メーガン妃の主張はまた、王室担当記者がほぼ全員白人であることから、人種問題がイギリスメディアにとって盲点になっていることを明らかにした。

「これは人種を前提とした話だ。そして今回わかったのは、これが実際には人種差別的な話であることをこれまでなかなか認識してこなかったイギリスメディアが存在するということだ」と、前述のライダーは語る。

多様性と世襲制度という問題

同氏はまた、メーガン妃のインタビューは、王室が長らく抱える多様性に対する姿勢や世襲制度の問題をあらわにするなど、王室の広範な問題に及ぶ可能性があると述べている。

「多様性についてはこれまでも話が出ているが、世襲制と多様性の相性という問題がある」一方で、状況を改善する方法があると主張する人もいるだろう、とライダーは指摘する。「しかし、メーガン妃の主張によれば、対立があるように見える、ということだ」。

インタビュー後、王室はコメントしておらず、女王がどのように対応するのかは明らかになっていない。また、メーガン妃のスタッフいじめ疑惑浮上の際に王室は徹底的に調査することを誓約したが、今回ヘンリー王子夫妻の主張することを同様に調査するのかどうかは定かではない。

「メーガン妃は自分の子どもの肌の色についてのコメントを明らかにしたことに対して、王室は王室内での人種差別を調査するだろうか」と、野党議員のナディア・ウィットミーはツイートした。「調査が行われるとしても、当分先のことだろう」。

今回のインタビューは、ウィンザー朝に多方面から影響を及ぼすだろうと考える人もいる。

「王室は、ほとぼりが冷めた頃に真実を明かすだろうと私は長らく言ってきたが、それでは済まないだろう」と、『バニティ・フェア』誌の王室担当編集者であるケイティ・ニコルスは放送直後、スカイニュースのインタビューでこう発言した。「今回はそれよりもかなりひどい状況だ」。

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