メーガン妃「爆弾発言」王室に与える大きな影響 王室もメディアも人種問題の認識がなかった

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初めに、ヘンリー王子との婚約が発表された時、メーガン妃は、よりあまねく広がるロイヤルファミリーという国際的指針となる人物だと絶賛された。それまで王室メンバーは完全に白人のみだった。しかし、絶賛の時はすぐに過ぎ、彼女は気が付くとイギリスのタブロイド紙で頻繁に非難を浴びるようになった。記事の話題にはしばしば、あからさまな人種差別的な言葉や偏見を含んだものが混ざっていた。

結婚式前、メーガンが、フラワーガールのドレスをめぐっての意見の相違で、義理の姉であるケンブリッジ公爵夫人、ケイト妃を泣かせたという記事がタブロイド紙に掲載された。これは実際に起こったこととは真逆だと、メーガン妃はインタビューで語っている。タブロイド紙にはこのほか、メーガン妃がスタッフいじめを行っており、彼女の要求は満足させるのが不可能なほど厳しいという批判も掲載されてきた。

タブロイド紙の中には、ケイト妃が行うと称賛するのに、メーガン妃が同じことをすると批判するところもあった。タブロイド紙はまた、彼女の両親は非常に成功したプロであるのに、母親がフライトアテンダントとしてキャリアを始めたことや、家柄をたどると、貴族よりも炭鉱夫の傾向が強いという事実を面白おかしく伝えていた。

イギリスの黒人は報道に憤ってきた

メーガン妃が特に深く傷ついたのは、ほかの王室メンバーからのサポートがなかったことだと言う。絶望的な精神状態の悪化から助けを求めに行った時、宮殿の人事部は、彼女はスタッフメンバーではないので、何もできないと告げた。さらに、王室の印象を悪くするため、精神科の施設を訪れることもできなかったとメーガン妃は語った。

イギリスの黒人は、何年にもわたって同国のマスコミにおけるメーガン妃に対する描写を非難してきた。弁護士兼活動家のショーラ・モス=ショグバミムは、メーガン妃に向けられた人種差別について頻繁に発言している。「グッドモーニング・ブリテン」の過熱した議論の中で彼女は、メーガン妃とヘンリー王子を断固として批判する司会のピアーズ・モーガンを責めた。

モーガン曰く、ヘンリー王子の祖父であるフィリップ王子が心臓病で入院している間に、ヘンリー王子夫妻が「世界中に放映されるテレビで、家族の顔に泥を塗った」ことに対して、彼は反応を求めた。

「あなたは、単にエリザベス女王を愛しているという理由だけで、王室で初めてのバイレイシャルの人物に対して、人種差別的な言動があったことを否定したいのですよね?」と、モス=ショグバミムは答え、モーガンは彼女のことを「人種問題をネタに優位を得ようとしている」と非難した。

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