立ち食いそばの正体は「茶色いうどん」 そば粉は1~2割!サラリーマンの強い味方「立ち食いそば」の裏側

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山菜とわらびは中国産、わかめは韓国産

N君:山菜は日本でもたくさんとれるし、国産ですよね? 「山菜=ヘルシー」と、体にいいイメージもありますが……。

河岸:でも、国産の山菜を使ったら、この値段で出せると思う?

N君:うーん、それを言われると……。

河岸:山菜とわらびは中国産、わかめは韓国産だと思う。

N君:中国野菜ですか……。「スーパーで売れない中国野菜が外食に回される」というのは、ここにも当てはまるわけですね。添加物はどうですか……?

河岸:山菜の塩漬けには「漂白剤」など、わらびには「着色料」「酸味料」「酸化防止剤(ビタミンC)」「pH調整剤」「保存料(ソルビン酸カリウム)」など、かなりの添加物が使われているよ。

N君:中国産というと、加工も中国国内で行われて、味付けまでされたものが輸入されるんですか?

河岸:そのとおり。あと、これは山菜そばに限らないけど、そばつゆも業務用の格安品だから、醤油の原料の大豆はほとんど輸入品。「調味料(アミノ酸等)」「酸味料」「着色料」などの添加物も使われている。

N君:薬味のネギは、さすがに国産ですよね? 食べ放題なので、いつもたくさん入れるのですが。

河岸:国産の場合もあるけど、最近は中国産も増えているね。あらかじめカットされてパックに詰められたものを卸業者から仕入れるの。

N君:さすがに、そば粉は国産ですよね? 1~2割しか使わないので……。

河岸:「そばは日本の伝統食なので、そば粉は国産だろう」と思っている人も多いけど、じつは国内に流通しているそば粉の8割は、中国やアメリカなどからの輸入品だよ。

N君:そば粉も輸入品なんですか! ということは、僕たちが食べたそばは、ほとんどが輸入品で出来上がっているということですか!

(N君との後日談は、このあと6ページに続きます)

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河岸 宏和 食品業界を知り尽くした男

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かわぎし ひろかず / Hirokazu Kawagishi

食のプロや業界関係者のあいだで「食品業界を知り尽くした」と言われる男。大手ハムメーカー、大手卵メーカー、大手スーパー&コンビニ、数々の食品工場での勤務経験から「肉のプロ」「卵のプロ」「スーパー・コンビニのプロ」とも呼ばれる。

1958年、北海道生まれ。帯広畜産大学を卒業後、「農場から食卓まで」の品質管理を実践中。「食品安全教育研究所」代表。
これまでに経験した品質管理業務は、養鶏場、食肉処理場、ハム・ソーセージ工場、餃子・シュウマイ工場、コンビニエンスストア向け惣菜工場、卵加工品工場、配送流通センター、スーパーマーケット厨房衛生管理など多数。

著書に『スーパーの裏側』(東洋経済新報社)、『ビジュアル図解 食品工場のしくみ』(同文舘出版)などがある。
ホームページ「食品工場の工場長の仕事とは」を主宰。 
毎週発行している無料メルマガは、食品問題や事件が起こったときにすぐに解説するなど好評を得ている。

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