有名財閥CIOは金利はまだ下がると逆張るのか 10年物米国債はマイナス圏にまで下がる可能性

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先週の米国債相場は急落し、5年債利回りは0.86%に急上昇した。米金融当局者は23年いっぱいは政策金利据え置きの見通しを示しているが、トレーダーは当局が同年までに利上げに踏み切る可能性に備え始めている。

公的支援で溢れかえるマネーを債券市場がひきつける

マイナード氏は、最も安全で流動性の高い米国債市場が連邦準備制度理事会(FRB)の緊急融資や政府の支援策であふれた資金を今後も引き寄せると分析。債券トレーダーはリフレを期待し米国債を売っているものの、1980年代初頭にはインフレ懸念が顕著だったにもかかわらず利回りが低下し続けたと指摘した。

同氏はさらに、「物価は間違いなくパンデミック後の低水準から回復するだろうが、経済の大部分における余剰能力や高失業率を考えれば、インフレ率が上昇しても一時的なものになる可能性が高い」とし、実質利回りが急上昇して景気回復を損ないかねない場合には米金融当局が抑制を図ると予想した。

原題:Guggenheim’s Minerd Says Treasury Yields Can Still Turn Negative(抜粋)

著者:Emily Barrett

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