グッゲンハイムのスコット・マイナード最高投資責任者(CIO)は、米景気回復に向けた取り組みを受けて、利回り上昇は不可避とする最近の米国債市場のコンセンサスを受け入れていない。
マイナード氏は、政府の財政刺激策で急増した資金が国債などの確定利付き証券に流入するのに伴い、米5年債利回りは過去最低の0.10%に低下する可能性があり、10年債がマイナス圏に沈むことも考えられると指摘する。同社の指標国債利回りのモデルでは、2022年1月にマイナス0.50%で底入れが見込まれている。
マイナード氏は2日のリポートで「現時点で避けることができないと考えられている結論は、長期金利の途切れない上昇軌道だ」とした上で、「歴史は異なるシナリオを伝えている」と指摘した。
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