マスク常用「目もとの衰え」気になる人の対抗策 表情筋使わず、印象変える「たるみ」が生まれる
いまや、道行く人の顔は、マスクをした状態がデフォルトといってもいいかもしれません。マスクを外す瞬間に「この人はこんな顔をしていたのか」と思うこともしばしばです。見えているのが「顔の上半分」──となると、必然的に「目もと」の印象が、顔全体、ひいてはその人全体の印象をつくることになります。
「マスク美人」という言葉が生まれましたが、見えている目もとがくっきり華やかなだけで、美しく見えるならよろこばしい限りですが、残念ながら、その反対も起こりえます。実際に、私の治療院にいらした先の50代の女性は、隠れていない目もと、つまり、涙袋のあたりが、ブルドッグのようなたるみを引き起こしていることで、ぱっと見の印象は実年齢より5歳は老けて見えるように感じました。目のたるみのほか、目が腫れぼったければ、顔全体がむくんだ印象を人に与えてしまうでしょう。
マスクにより隠れている部分のたるみを撃退しなければならないのはもちろんですが、見えている部分をより美しく見せなくてはなりません。この女性には私が開発した「顔面整頓」に取り組んでいただいて、3週間ほどで目もとのたるみはほぼ解消しました。鏡を見るのが楽しくなった、という感想は最高にうれしいものです。
マスク生活で「額のイヤ~なシワ」が生まれるワケ
パソコンやスマホが欠かせない現代は「近くにピントを合わせ続ける生活」。そもそも目もとの表情筋たちにとっては負担の大きい時代です。オンラインでのやりとりが増えたコロナ禍は、目の筋肉や目の周りの表情筋たちがさらに固まりやすい状況を生んでいます。
眼球のなかにある内眼筋のひとつである「毛様体筋」という筋肉があります。これはピントをあわせるときに使われる、水晶体を伸び縮みさせる筋肉なのですが、これがこわばると、急激な視力低下や老眼につながることもあります。パソコンやタブレット画面を見続けて生じる疲れには注意が必要です。
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