テレビの「飲食企業推し」が目に余る切実な訳 まるで「宣伝番組」と化したバラエティの苦境

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「ウワサのお客さま」(フジテレビ系)は、2月5日にドン・キホーテ、赤から。1月22日にびっくりドンキー。1月8日に肉のハナマサ、ラ・ムー、海鮮三崎港、カレーハウスCoCo壱番屋などを紹介しました。

「所JAPAN」(関西テレビ・フジテレビ系)は、2月22日に日清フーズ・マ・マー早ゆでスパゲティ、グリコ・プリッツの改良。2月15日に伊藤園・お~いお茶などの改良を放送しました。

「林修のニッポンドリル」(フジテレビ系)は、2月3日に日清食品の「インスタント麺売り上げ番付」や、ちょい足しアレンジを紹介しました。

「超逆境クイズバトル!!99人の壁」(フジテレビ系)は、1月16日に「吉野家、丸亀製麺、餃子の王将…社員集結」を放送しました。

飲食と笑いの間で揺れるフジテレビ

フジテレビは、「ウワサのお客さま」がほぼ飲食企業をフィーチャーする番組になっているほか、異なるジャンルだった「林修のニッポンドリル」「99人の壁」などもテコ入れ策として飲食企業のテーマを導入しはじめるなど、変化の兆しが見られます。テレビ朝日やTBSのレベルまで増やしていくのか、それとも本来の強みであったお笑い系の番組を増やしていくのか。分岐点に立っているのかもしれません。

また、レギュラー放送されている番組だけでなく特番でも、2月19日の「快答!50面SHOW」(TBS系)は、ピザーラのピザ、カルビーのスナック、東京ディズニーランドのフードメニュー、セブン-イレブンのスイーツランキングを当てるクイズを放送しました。

2月11日の「忌憚ナク蔵の満足度調査」(テレビ朝日系)も、モスバーガーのファミリー満足度ランキング、まるか食品・ペヤング大盛りシリーズ満足度ランキングを放送しました。

このところ宅配ピザチェーンのランキングなど短期間で企画がかぶっているものもあり、過剰供給のムードが漂いはじめています。また、ジャンル全体を掘り下げる企画で、個別の企業や商品をフィーチャーする構成ならいいのですが、最初からタイアップ番組のように単独企業や単独商品を扱っているものも少なくありません。「2時間ほぼ1企業の特集」という放送回もあるなど、「どこまでが番組の企画で、どこまでがCMなのかわからない」という視聴者も少なくないでしょう。

次ページコロナ禍と視聴率調査変更の影響
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事