こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャ®」の大野萌子です。
親しい人の相談を聞きながら、「またその話?」と思ったり、「どう反応したらいいのかな?」と悩んだりしたことは、ありませんか? 頑張って話を聞いて、別れてからどっと疲れたり……。
最近、そんな「聞き疲れ」をしている人が増えていると感じます。
とくに、相手を思いやる気持ちの強い聞き上手な人ほど、頑張りすぎて心身をすり減らしがちです。
この、話を聞くときの「モヤモヤ」や「イライラ」は、何が原因なのでしょうか?
今回は、拙著『『聞き上手さん』の「しんどい」がなくなる本 自分も相手も嫌いにならない話の聞き方』から、話を聞いても疲れなくなるコツをご紹介します。
「どうしたらいいと思う?」と聞かれたら
「これってどう思う?」「どっちがいいと思う?」と聞かれることは、よくありますよね。
とくに、聞き上手な人は、人から相談されることが多いと思います。
例えば、「恋人と別れたほうがいいと思っているけれど、別れられない。どうしたらいいと思う?」と相談を受けたとしましょう。あなた自身は「別れたほうがよさそうだな」と思うけれど、「本当は別れたくない」という相手の気持ちも察すると、返答に迷うのではないでしょうか。
関係性にもよりますが、それでも相手のためをと思って「私にも同じような経験があるけど、別れたほうがいいと思う」「気持ちはわかるけど、そろそろハッキリさせなきゃ」などと、アドバイスをするかもしれません。
実は、この「アドバイスをする」という行為が、聞き疲れの原因になっていることがあるのです。
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