自宅で本格的な「お茶」が楽しめる最新家電3種 人気なのは「コーヒーメーカー」だけではない

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実際にダージリンティーで「なりたい気分」を選び、「パーソナライズ抽出機能」を使って抽出した。容量は最大でも350mLで、1~2人用となる。

茶葉は公式茶葉であるインドの正統派ダージリン紅茶「Margaret's Hope Darjeeling Black」を選択。「なりたい気分」は「Enjoy」を選択してから指先をセンサー部分に押し当ててセンシング。すると、アプリには抽出温度は95℃、抽出時間は240秒と表示された。抽出時間は95℃に到達してからかかる時間なので、9分ほどかかった。

少し苦味を感じるほど濃く、香りが強い。ダージリン特有の芳香な味わいを十分堪能できた。

次に「なりたい気分」を「Go to Bed」にしてセンシングして抽出してみた。抽出温度は95℃で同じだ。ただし、抽出時間は短くなっており、180秒と表示。抽出後の紅茶は、「Enjoy」と比較すると見た目からまったく違う。色は薄めで、寝る前に飲むときにちょうどいい香りと爽やかさを感じることができた。カフェインが抑えられている印象だ。

「teploティーポット」で同じ茶葉を使っても、なりたい気分や飲み手の体調によってこれだけ変わる(筆者撮影)

ハード面のギミックも興味深い。茶葉を入れるインフューザーの裏側にはずっしりとした重さの重りがある。抽出温度まで上昇するとインフューザーが自動的に回転して抽出されるが、抽出が終わると150gほどの重りが下になり、インフューザー内部の茶葉が湯に沈まない仕組みになっている。すぐに飲みきれなくても、茶葉が湯に浸っていないので、渋くならない。なお、インフューザーは手動でも変更でき、「回転」「浸したまま」「スイング」の3つから選択可能で、設定は好みに合わせて調整できる。

お手入れの際、少々戸惑ったのはインフューザーのお手入れだ。抽出直後のインフューザーの重りは熱く、なかなか冷めない。さっと洗ってしまいたいところだが、冷めるまでしばらく置いてから洗う必要がある。

とはいえ、ソフトもハードも今までにないティーポットで、紅茶や緑茶好きから注目された理由もよくわかる。好みに紅茶を極めるために、いろいろ試してみるのも楽しそうだ。

大容量で「煮出し&温度調整」ができる電気ポット

サンコーの「煮出し&温度調整ができる電気ティーポット」(実勢価格5980円)は、1.5Lの茶こし付きでケトルと急須の役割を果たしてくれる。約8杯分のお茶をまとめて煮出すことができるので、たっぷり作りたい人に向いている。

茶こし付きで一度にたくさん抽出できるサンコーの「煮出し&温度調整ができる電気ティーポット」(筆者撮影)

細長い筒状の茶こしをフタに装着して使用する。1℃単位で温度調整が可能。玉露なら50℃、中国茶なら80~90℃、ハーブティーは90~95℃、紅茶は100℃など、自分好みに合わせたベストな温度に設定できる。

ポットは中が見えやすい目盛り付きのガラス製で煮出し具合が遠目でもわかる。もし水を入れ忘れて作動しても、自動で電源が切れる「空だき防止機能」が搭載されているので安心だ。

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