早稲田や慶応は?有名大の「卒業生の年収」事情 大手に行くか、やりたいことを貫くかの違いも
「早慶に受かったら、どっちに行くか悩みます」
こう言うのは今年、早稲田大と慶應義塾大を受験する明治大1年の男性(18歳)だ。大学に籍を置きながら他大学を目指す“仮面浪人”。「コロナ禍で大学に行けない無為な日々」を受験勉強に充てることにした。父親が早稲田大出身なのも影響したという。
「自分はもっとできると思いました」
早稲田大は政治経済学部と法学部、社会科学部、慶應大は法学部と経済学部に出願した。数学を必須とするなど入試改革に乗り出した早稲田大政経学部の評価が上がると見るが、慶應大の高い就職力も魅力だという。
「早稲田の政経に合格できれば行くと思いますけど、それ以外なら慶應ですかね。でも、早稲田のほうが学生がにぎやかで楽しそうですし、高校の先輩も多いので、かなり悩みます」
出身大学別年収ランキング
将来や学びの環境を考えれば、どの大学がいいのか迷うところだろう。そこで参考にしてほしいのが、出身大学別の年収ランキングだ。
転職・就職のための情報サービスを提供するオープンワーク(東京)が2019年7月時点で集計したもので、同社に登録された年収・出身大学のうち、50件以上のデータがあった大学100校、約1万8000人を対象にした。30歳時の想定年収を算出している。