「副業で成功する人」がしている3つの共通行動 求められるのはスキルだけではないプロ意識
副業先と信頼関係を早期に築き上げるためのコミュニケーションを図れるかというのもポイントだ。今までは対面でのコミュニケーション力が求められていたが、コロナ禍でリモートワークでの副業が主たるものになった今、「オンラインコミュニケーション力」の高さが求められるようになっている。
オンラインでのコミュニケーションには、チャットツールそしてビデオ会議ツールが欠かせない。ITスタートアップ業界では「分報」と呼ばれる文化がある。日報の「分」バージョン、つまり自分の作業進捗や感じた些細なことをつぶやくチャットルームだ。弊社では親しみやすさを足すために、「脳内」と呼び名を変えている。
分報を意識的に更新して進捗共有することでほかのメンバーに安心感を与えることができる。また、わからないこと・困ったことがあるとお互いすぐに質問できるので前段階に戻ってやり直す手戻りも少なくなる。コミュニケーションが上手い人は、つぶやくだけでなくリアクションも良い。スタンプや絵文字を駆使しテキストではないが「ありがとう」「OK」「いいね」などと反応をすることで、手軽でありながらしっかりとした意思表示を実現させている。
またビデオ会議だと相手の表情が見えづらいという声に対し、身ぶり手ぶりを普段より意識して取り入れて、画面全体で気持ちや人柄を伝える工夫をしている人もいる。
コロナ禍を機に市場で重宝される要素として「会ったことがなくても、入り込める人」という項目が加わったように感じる。オフラインで関係を深めることが難しくなった今、その状況に不満を言うのではなく、どうやったらオンラインだけでも関係性を深められるかと思考を変え、ニューノーマルなコミュニケーションに適応できる柔軟性が求められているからではないだろうか。
成果が出せないという評判は避けたい
ここまで3つの成功している人の共通点を挙げた。いずれにせよ副業は発展途上のものであり、またこの3つさえを守れば成功するという簡単なものでもない。一方で「あの人あまり仕事で成果出せなかったらしい」という失敗レピュテーション(評判)が広まってしまうと、副業のみならずキャリア全般へ悪影響をもたらしかねない。
副業だからと言って気を緩めず、プロ意識をもって誠実に対応し信頼を積み重ねていくことが、何よりも副業成功の近道につながるのではないだろうか。
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