「副業で成功する人」がしている3つの共通行動 求められるのはスキルだけではないプロ意識
特に副業経験がない人は、何でもいいから副業をやってみたいという気持ちがあると、細かいことを確認せず飛びついてしまう人が多い。しかし企業があえて「副業」というリソースを選択する時は、何かしらの課題があり、確実な成果を求めたいと思っている。しかもプロフェッショナルとして早期の解決を求められるので、最初にやることの方向性や範囲が明確でないと期待と異なる結果につながりかねない。
デジタル広告業務を副業で始めたIさんは、「広告戦略の大枠のコンサルティングをすればよいのか、それとも具体的な広告運用業務まで関わればよいのか、確認しないまま始めてしまい、それで失敗した経験がある」という。
企業側と業務範囲や目標成果をすり合わせる第一歩としては、自分の「できること・できないこと」をきちんと伝えることが良いだろう。副業の契約や稼働を行う前にきちんと企業と話す時間を設け、お互いに同じ意識をもって業務に臨む準備をすることが、最初の成功のコツだ。
動ける時間や曜日を明示
本業がありながら、どのように時間を捻出するかという悩みは副業に尽きない。ただ、成功している人は時間捻出のみならず、その時間をより効率よく使うための工夫を行っている。
副業をする人がフルタイム社員と異なるのは、言わずもがな本業があり時間制約があることだ。そのため緊急性の高い案件、たとえば「1時間後までに終わらせて!」といったことに対応するのが難しい。逆に、業務委託契約だと、企業側もどの時間帯に働くのかを縛っているわけではないので本当に働いてくれているのか、という不安を持ってしまうのも理解できる。
成功している人はそうした余計な不安を払拭するために、自分の稼働可能なスケジュールの開示が非常に上手い。
Kさんは毎週月曜にその週の稼働可能な時間をフルタイムメンバーに共有している。ほかのメンバーは予定が確認できるので、Kさんが稼働当日に働きやすいよう先回りして準備することができる。Sさんはチャットツールの表示名に、直近の稼働NG予定を書いている。こうすればほかのメンバーもストレスなく予定を把握しやすい。
スケジュールの開示で企業の不安を減らせるのはもちろん、企業のフルタイムメンバーの協力を得られるので、同じ稼働時間でもより大きな成果が出せる。
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