綾瀬はるかの「サイコパスな男」に魅入られる訳 連ドラにファンタジーが5作もそろった理由

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ファンタジーを扱うことは簡単でも、「JIN-仁-」のような感動作に昇華させるには、脚本家の腕が必要。その点、今冬のファンタジーには、大いに期待のできる顔ぶれがそろっています。

「天国と地獄」の脚本家は森下佳子さん。ファンタジーでは「JIN-仁-」のほか「わたしを離さないで」(TBS系)も手がけたほか、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)も多分にその要素を含む作品でした。もともと「世界の中心で、愛をさけぶ」「とんび」「天皇の料理番」(すべてTBS系)などハートフルな人間ドラマの名手だけに期待していいでしょう。

「知っているワイフ」「モコミ」の脚本家は橋部敦子さん。「僕シリーズ三部作」「フリーター、家を買う。」「僕のいた時間」「僕らは奇跡でできている」(すべてフジテレビ系)などのヒューマン作を手がけてきたベテランだけに安心感があります。

「君と世界が終わる日に」の脚本家は池田奈津子さん。「アリスの棘」「アルジャーノンに花束を」「砂の塔~知りすぎた隣人」(すべてTBS系)、「東野圭吾 手紙」(テレビ東京系)を手がけるなど、サスペンスとヒューマンを両立させられるという強みを持っています。

「江戸モアゼル」のメイン脚本家は政池洋佑さん。現在「ゲキカラドウ」(テレビ東京系)、「3Bの恋人」(朝日放送・テレビ朝日系)も含め3作を手がけるなど深夜ドラマのトップランナーであり、視聴者層や嗜好を知り尽くしています。

在宅率が高い土日の夜を中心に放送

実力や実績十分の脚本家がそろっていること、在宅率が高い土日の夜を中心に放送されていることも、「ファンタジーが現在のドラマシーンにとっていかに重要かを物語っている」と言えるでしょう。

ただ、すでに「また?」「どこかで見た設定」などの声が挙がっているように、やりすぎると飽きられやすいのがファンタジーの弱点。さらには、「安易」「子どもだまし」という辛辣な声もあるだけに、とりわけ今冬2作が放送されているタイムスリップものは、よほど脚本・演出のレベルを上げない限り、飽きられてしまうリスクが高いでしょう。そのあたりのさじかげんがプロデューサーとしては悩みどころであり、腕の見せどころなのです。

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