知れば納得「オンライン就活」のシンプルな極意 企業の採用担当者の見ているポイントとは?

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オンライン面接で就活生に質問されることとして、「面接中は、カメラ目線のほうがよいのか?」が挙げられます。人事担当者によると、「必ずしもカメラ目線でなくてもよいが、キョロキョロしているのは印象がよくない」とのこと。具体的に

「カメラ目線になっていない就活生よりも、話をしながら視線があちこち泳いでいる就活生のほうが、とても気になります」(商社)

「就活生がカメラ目線でなくてもあまり気になりません。心配な人は、最初の自己紹介のときだけ、カメラ目線にするとよいです」(メーカー)

とのアドバイスをいただきました。

カメラ目線よりも「目線をある程度キープすることを意識する」ということです。また、オンライン面接中に目線をカメラ目線にできるアプリもあるようですので、活用してみるのも一つの手です。

自己PRでカンペを読むのはバレる

オンライン面接であれば、自己PRなどのカンペを見ながら行うことも可能です。受け答えに不安がある人は、頼りたくなるかもしれません。しかし、「カンペを準備して見てもよいのか?」について、回答は総じて、「カンペはバレる」でした。

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「就活生の様子を見ていれば、『文章を読み上げているな』ということがすぐにわかります」(商社)

「キーワードだけを付箋に書いて貼っておく程度ならよいです。くれぐれも、カンペの文章を読み上げることはやめましょう」(IT企業)

「カンペを見て話したからといって、それだけを理由に選考に落ちることはない」(メーカー)ようですが、カンペを読むことを意識するあまり、本来の自分のよさが伝えられないのでは、本末転倒です。

オンライン面接ではカンペを読み上げながらガチガチだった就活生が、対面での面接では本来の自分を出せて、とても良い評価を得たこともあったと聞きました。

「対面での面接でやらないことは、オンライン面接でもやらない」ことを基本に考え、オンラインであっても相手の目を見て自分のよさをしっかりとアピールすることを心がけましょう。

コロナに負けることなく、オンラインでも対面でも、皆さんの就活が納得のいくものであることを願っています。

後藤 沙織 就活塾「キャリアカデミー」塾長

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ごとう さおり / Saori Goto

お茶の水女子大学を卒業後、大手百貨店に入社。その後、キャリアアカデミーに転じ、2017年から代表取締役に。自身も「就活塾 キャリアアカデミー(※)」の卒業生。
(※)人事・採用経験者を中心とした約15名の講師が、就活生に対して、ES添削・面接練習・企業選びなど回数無制限の指導を行い、企業から評価される人材の育成に努める。

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