再婚後も「元夫と近居」ある女性が幸福なワケ 元夫宅で子どもを寝かしつけてから自宅に帰る
奈美さんは離婚後、すぐ隣のマンションへ引っ越し、自宅と元自宅との二重生活がスタート。
その後しばらくして、奈美さんは普段から何かと支えてくれていた知人男性と再婚。
もともと異性として意識していた人ではなかったのですが、気がつけば、何かトラブルがあったときにはつねに隣で支えてくれ、今後の夢を一緒に追いかけられる仲間でいちばんの理解者だと、ある日ふと気がついたのだそうです。
なにより、お子さんも彼のことを昔からよく知っていて懐いており、奈美さんの母親も以前から彼のことをとても信用して慕っていたのだと言います。
再婚する際にもお子さんとは、「ママは今度別の人と結婚するけれど、その人はパパではないからね。あなたのパパはパパだからね」と話し、あくまでも、“この人が新しいパパだよ“という押しつけだけは一切しなかった奈美さん。これにはお子さんもまた「うん! わかった!」と答えたのだそう。
再婚した奈美さんは現在も隣人同士の二重生活を送っています。
という毎日のルーティンで今の生活がとても気に入っていると話していました。
みんなが幸せな形を築けている
このような二重生活をするにあたって、今の夫は、元夫の体調も気遣ってくれたり、お子さんの幸せをいちばんに考えてくれる理解ある方で、これにはお子さんもいつもニコニコと幸せそうにしているそうです。
奈美さんはじめ、元夫も、今夫も、幸せそうにしているお子さんの姿を見ているのがいちばんの幸せだと言います。
奈美さんと離婚後、元夫の体調も徐々に回復していき、奈美さんの経営する会社で仕事を続けています。奈美さんも、「あまりにも性格が違いすぎたので、元夫も私と離れてストレスが軽減してかえってよかったと思いますし、今がみんな同じくらいに幸せな形を築けていると思います」と。
母、女、娘、妻、恋人、どれかを選ばなければいけないという世の中の風潮に以前から疑問を抱いていたという奈美さんは、
「私はすべての自分を全力疾走したいと常々感じています。それにはやはりきちんと向き合うというのが大切だと身を持って感じました。“察してよ”では絶対に無理で、言語化して、相手が聞いてくれる言葉で話すということが大事。きちんと向き合って話し合いさえすればどんな形もつくれると思うんです」
そう笑顔で話す奈美さんにはとても共感しました。
とくに離婚という関係になった夫婦は、お互いに“話をしても無駄だ”“相手に話が通じない”と思ってしまっている、または目を反らす方が多い中、相手に寄り添った言葉でコミュニケーションを図るということが大切なのかもしれません。
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