誰でも「ゾーン」に入って仕事ができる方法 脳トレーナーが教える超効率仕事術の極意
プロスポーツ選手などが試合後のインタビューで「ゾーンに入っていた」という話をすることがある。極限まで集中し、最高のパフォーマンスを発揮する瞬間だ。心理学者のミハイ・チクセントミハイは、この「ゾーン」を「フロー」と名づけている。「フローに入って仕事ができれば、どんなにすばらしい成果が出せるだろうか」と考えるビジネスパーソンも多いだろう。そして、それは実現可能だ。Googleやナイキ、ハーバード大学を法人顧客に持ち、『LIMITLESS 超加速学習――人生を変える学び方の授業』の著者でもある脳トレーナー、ジム・クウィック氏が、「フロー」に入る方法を紹介する。
生産性が5倍にアップ
目の前の行為に完全に入り込んだ結果、ほかの一切が消え去り、かつてないほど自然な感覚でそれができた、という経験はあなたにもあるだろう。そのあいだ、時間が溶けてなくなったように感じられたことが。深く集中するあまり、夜になったのに気づかなかったとか、食事をするのを何度か忘れたという話もよく聞く。
この経験がフローだ。
心理学者のミハイ・チクセントミハイは、画期的な著書『フロー体験 喜びの現象学』(今村浩明訳、世界思想社)で、フローとは「1つの活動に没頭するあまり、ほかのことが気にならなくなる状態、またはその経験がとても楽しいので、大きな労力がかかってもそれをするだけのためにしてしまう状態」だと説く。チクセントミハイにとって、フローとはまさに「究極の経験」なのだ。
チクセントミハイ博士によると、フローは次の8つの特徴を持つ。
1 完全に集中している
2 目標だけに焦点を合わせている
3 時間が速まっているか遅くなっているように感じる
4 その経験にやりがいを感じる
5 苦労なくできる感覚がある
6 難しいが、まったく歯が立たないほど難しすぎない
7 その行為がほとんど自然に起きているように感じられる
8 やっていることに満足を感じる
2 目標だけに焦点を合わせている
3 時間が速まっているか遅くなっているように感じる
4 その経験にやりがいを感じる
5 苦労なくできる感覚がある
6 難しいが、まったく歯が立たないほど難しすぎない
7 その行為がほとんど自然に起きているように感じられる
8 やっていることに満足を感じる
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