パーク24、カーシェア強化に380億円投資の本気

コロナ影響でレンタカー事業からのシフト加速

レンタカー事業の縮小を早めて、カーシェア事業の拡大を積極化している(写真:パーク24)

「TIMES(タイムズ)」の名称で知られる駐車場最大手のパーク24が、カーシェアリング事業の強化を打ち出している。2021年度に既存車両の更新と合わせて380億円を投じ、同事業の保有車両を現行の2.7万台から4万台にまで増やす計画だ。

カーシェアは駐車場に次ぐ柱であるモビリティ部門の一事業で、2020年度だけで20万人増え、すでに150万人の会員数を誇る。新型コロナウイルスの感染終息が見えない中、通勤時などに鉄道やバスの利用を控えてカーシェアを利用する人が増えており、車両を大幅に増やして事業の拡大を急ぐ。

レンタカー事業を一気に縮小

これまでモビリティ部門の一番の柱だったレンタカー事業は、保有台数で国内3位の座にあった。だが、出張や遠出の需要に依存したレンタカーは市場のパイが限られるとして、近年はカーシェアを強化。今後は若い世代を中心に車を保有せず、買い物などの必要なときに短時間シェアする生活スタイルが広まると見てのことだった。その事業シフトを加速するきっかけとなったのが、今回のコロナ騒動だ。

出張やレジャー時の移動手段として利用されるレンタカーはコロナで深刻な打撃を被り、現在でも利用件数は前年同月の半分程度の状況が続いている。そのため、パーク24は徐々に行う予定だったレンタカー事業の縮小を計画よりも前倒しで実施。2020年秋までに売却などでレンタカー車両を大量に処分し、同事業の自社保有車両を1年前の2.3万台から9000台にまで絞り込んだ。

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