「新型ノートvsフィット」徹底比較してみた

類似点の多いコンパクトカー2台の違いとは

日産の新型ノートとホンダのフィット。価格は新型ノートが202万9500円~218万6800円(FF)、フィットが199万7600円~232万7600円(FF/e:HEV)(写真:日産自動車/ホンダ)

新型「ノート」は、2020年11月24日の発表から大きな話題となっている。日産自動車を代表する人気コンパクトカーのフルモデルチェンジというだけでなく、ガソリン車の設定をなくし、全車がハイブリッドシステム「e-POWER」搭載車になるなど、ラインナップの「選択と集中」による販売戦略の大きな方向変換なども主な要因だ。

一方、同じコンパクトカー・カテゴリーでは、長年ノートと競合してきたモデルのひとつにホンダ「フィット」があるが、実はこれらには意外な共通点も多い。ボディサイズが近いのはもちろんだが、ハイブリッド仕様「e:HEV」の走行システムにe-POWERと似ている機能があり、国産車メーカー最強の「トヨタ」に対する市場の立ち位置など、さまざまな類似点が存在するのだ。

そういった新型ノートとフィットの類似点や、それぞれの特徴などを改めて検証してみる。

コンパクトカー市場を牽引してきた2台の歴史

ノートとフィットは、どちらも日本のコンパクトカー市場を牽引してきたクルマだ。フィットは、2001年に発売された初代モデルが、いきなり大きなセールスを記録。2002年には、乗用車の新車販売台数ランキングで長年1位だったトヨタ「カローラ」を抜きトップとなった実績を持つ。

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初代モデルが2005年に出たノートは、2016年に発売したハイブリッドシステム「e-POWER」搭載車(2代目)が大ヒットし、2017年から3年連続でコンパクトカーの新車販売台数ランキングで1位を記録した。また、2018年には登録車全体の新車販売台数でもトップとなったなど、今や日産自動車を代表する大衆車の1台だといえる。

いずれも誕生から15年以上続くロングセラーモデルであるばかりでなく、国内市場で大きなシェアを持つ「トヨタの牙城」を切り崩した輝かしい経歴を持つ。そんな競合しつつも市場におけるポジションなどが近い2モデルが、まるでタイミングを計ったかのように、2020年にフルモデルチェンジを行った。まずフィットが2月に先行して4代目を発売、それを追いかけるかのように今回発表されたのが3代目となるノートの新型だ。

新型ノートとフィットの特徴を見ていこう。まずは外観デザインだが、ノートで最も印象的なのがフロントフェイスだ。近年の日産車に共通するデザインコンセプト「Vモーション」を採用した大型フロントグリルと、それと連続するように配置されたシャープな形状のヘッドランプが、押し出しの強さや存在感を演出している。

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