聴衆の意表を突いた、キャメロン英首相 田坂広志 多摩大学大学院教授に聞く(4)
――ところで、翌年以降のキャメロンのスピーチは、どうだったでしょうか?
良い質問ですね・・・笑。
実は、2011年のダボス会議では鮮烈なデビュー戦を飾ったキャメロンでしたが、今年、2014年のダボス会議でのスピーチは、余り高い評価を得ていないのです。
やはり、政治家は、結果がすべて。
現在のイギリス国内での政策の難航が、キャメロンのスピーチにも現れていました。
そこが、「期待値」で勝負できるデビュー戦と、「実績」が問われる登壇との、決定的な違いなのですね。
――やはり、世界のトップリーダー2500名が集まるダボス会議は、厳しい世界ですね・・・。
そうですね。だからこそ、国家リーダーにとっては、その「話術」と「人間力」が最も深く問われる「最高の修業の場」になるのでしょう。
――4回のインタビュー、有り難うございました。
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