勢いに乗る婚活サイト、“すれ違う”結婚相談所--婚活ブームを享受しているのは誰か
「問い合わせは増えているが、経済環境の悪化など、漠然とした将来不安から入会には慎重なようだ」と後藤喜一経営企画本部長は話す。必ずしもネット勢に押されての後退ではない、という考えだ。
それよりも、「弊社のサービスを理解してくれる会員を増やしたい」という。ツヴァイの料金を見ると、標準コースである「NEWスタンダード」は入会時10万8750円、月会費1万3020円とネットとはケタが違う。
店舗型の結婚相談所のサービスは確かに手厚い。自分で探し、アプローチするのが苦手な人にとっては、担当者が途中まで代行し、助言ももらえる結婚相談所のほうが助かるだろう。「ネットとはサービスの考え方が違う」(後藤氏)わけだ。
出産・育児等へ領域拡大 業界の信頼感醸成も課題
同社ではさらに高額な「クラブセンチュリアン」も首都圏限定で開始した。こちらでは顧客に専属のコンシェルジュが付き、本人の価値観やフィーリング、相手への希望や条件を細かく把握したうえで、一貫してサポートする。ただし、男性は大卒以上で年収1000万円以上と資格のハードルは高い(女性は短大卒以上で年収要件なし)。
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