ロイヤルホストが「冷凍食品」に力を入れる事情

コロナ禍での「食の変化」にうまくマッチした

ロイヤルデリの実販売店舗である「GATHERING TABLE PANTRY 二子玉川」。ロイヤルデリを活用した火を使わない調理と完全キャッシュレスでスタッフの負荷低減を実現した。ロイヤルデリを調理して提供するほか、アルコールや店舗限定メニューの提供も行う(筆者撮影)

近年、中食市場の盛り上がりとともに市場規模が徐々に拡大していた冷凍食品。2017年以降は数量にして約160万トン、工場出荷金額7100億円台に達してきている(日本冷凍食品協会調べ)。さらに2020年は、コロナの影響を受け、その傾向が強まっていると見られる。コンビニ各社もプライベートブランドの冷凍食品でしのぎを削っているところだ。

冷凍食品展開後「1年」でリニューアル

そんななか、「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルホールディングスも冷凍食品市場に参入。2020年10月15日より、家庭用フローズンミールブランドの「ロイヤルデリ」をリブランディング、メニューも大幅に拡充した。

ただ、同ブランドの本格的な展開は約1年前、2019年の12月24日にスタート。共働き世帯の増加などを背景とした昨今の冷凍市場の拡大を受け、「レストランクオリティの味を家庭でも楽しめる」をコンセプトとした商品を開発。スープやショートパスタ、カレー、ドリア、ハンバーグなど25点を250〜780円の価格帯とし、ECサイトで販売を展開していた。

スタート1年に満たない期間内でリブランディングを行った理由は、やはりコロナの影響。ロイヤルデリの販売は自粛期間の4〜5月、前月に比して約3倍まで伸びたという。自炊が増えるなど、家庭での食のあり方が変化してきたことを受けて方針を転換。本格的なレストランの味に加えて、「世界各国の味が楽しめること」を新たなコンセプトとした。

コロナの影響で販売を伸ばすロイヤルホールディングスのフローズンミールブランド「ロイヤルデリ」。2020年10月15日、リブランディングするとともに45品にメニューを拡大(筆者撮影)
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