キリギリスは思考の自由度が高い 「固定次元」のアリから「可変次元」のキリギリスへ

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5
拡大
縮小
「問題解決型」のアリの思考から「問題発見型」のキリギリスの思考へと、発想をジャンプさせるためにはどうしたらいいか。思考回路を転回する際の「3つの視点の違い」のうち、今回は3つめの「固定次元」と「可変次元」との違いについて解説する。

過去の記事はコチラから。

第1回 アリの思考 vs. キリギリスの思考

第2回 アリ型よりキリギリス型が成功する時代

第3回 「アリ型」日本人は、変化に対応できない

「2次元」のアリと「3次元」のキリギリス

「問題解決型」のアリの思考と「問題発見型」のキリギリスの思考の「3つの視点の違い」のうち、今回は最後の「固定次元」と「可変次元」との違いについて解説する。

直観的にわかりづらいかもしれないが、動きが「前後左右のみ」の2次元に拘束されたアリと、必要に応じて「跳ぶ」という選択肢を持ち、「上下」というもうひとつの次元を持った「3次元」のキリギリスとの比較で考えてもらうとわかりやすいだろう。

「可変」という言葉について補足しておくと、キリギリスは後ろ足や羽という「跳び道具」を使わない状態で普通に歩いていれば、アリと同様の2次元の活動も可能であり、必要に応じて「高さ」というもうひとつの次元を自由に用いることができるということだ。つまり正確に言えば、キリギリスは単に3次元だというよりも、「2次元と3次元の行き来による選択ができる」という表現になるだろう。

これを思考の世界に拡張して考えてみると、次元とは「思考の自由度」あるいは「変数」を意味する。

次ページ2次元を3次元に上げることで問題が解ける
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT