「元恋人のSNS」気にする人ほど成長できない訳 女性ほどSNS利用で「うつになりやすい」結果も
昨今、SNSの功罪についてさまざまな議論が交わされていますが、SNSにまつわる研究もたくさんあります。ストレス発散にもなれば、その逆もしかり。SNSを上手に使えるか否かで、ストレスの蓄積具合も変わってくるようです。
例えば、ネガティブな感情をSNSで吐き出すと、気持ちが楽になるという研究結果があります。
つぶやくだけで気分が明るくなる
北京航空航天大学のルイ・ファンらが中国・アメリカ・オランダの研究者と共同で、7万4487人のツイッターユーザーを対象に行った調査によると、ポジティブな気分のときに自分の気分に関してつぶやくと、1時間ほどポジティブな気分が続き、その後、通常の気分に戻ることが判明しました。
一方、ネガティブな気分のときに自分の気分に関してつぶやいた後は、10分ほどで通常の気分に戻り、それが1.5時間程度続くことがわかりました。つぶやくだけでポジティブな感情は上昇し、ネガティブな感情が減少するため、即効性の高い気分回復法と言えるでしょう。
ただし、SNSは長い時間利用する人ほど精神的に不健康な傾向があることもわかっています。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのケリーらの研究によると、若者1万人以上(平均14.3才)を対象に行った調査では、SNSの利用時間が長い人ほどうつになる傾向が見られ、とくに男性よりも女性のほうがその傾向は強かったのです。
また、ネガティブな気持ちから回復するためにつぶやく際も、他人の悪口を言ったり、批判ばかりをするのはあまり好ましくないという研究結果もあります。
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