不登校→声優志望だった私が見つけた新しい道

通信制高校で挑んでみてわかったこと

かつては声優を夢見てがんばっていたあおとりさん。夢に挫折したあと、どのような心境の変化があったのでしょうか(写真:Graphs / PIXTA)
中学1年生から不登校になった、あおとりさん(24歳)。声優を夢見て声優養成コースのある通信制高校に入学したものの、途中で夢を諦めることに。現在は「自分に向いている仕事は裏方だ」と事務職の仕事を目指している。夢に挫折したあと、どのような心境の変化があったのか。お話をうかがった。

――あおとりさんの不登校はどのようなものでしたか?

中学1年生の冬に不登校になりました。理由はいじめです。クラスメイトに無視されたり、教室に入ったら自分のイスがなかったりしました。

当記事は不登校新聞の提供記事です

学校の相談室で相談しましたが、解決はしませんでした。それどころか相談内容が担任の先生に伝わってしまうこともありました。

あるとき、職員室で担任の先生が「あおとりさんがいなければね……」とぼやいていたのを聞いてしまったときの衝撃は今でも忘れられません。

そんなこともあり、私は学校に対して不信感と反抗心を持つようになりました。

一方でいじめはだんだんエスカレートして別のクラスにも伝わっていき、ついには学校中の生徒から無視されるようになりました。

「学校はコミュニケーションを学ぶところ」とよく言われますが、当時はコミュニケーションどころの話ではありませんでした。

勉強なら家でもできますし、次第に「学校へ行く意味がない」と思うようになりました。そして中1の冬には、ぱったりと学校へ行かなくなりました。

不登校になってからは、親と「学校へ行く・行かない」でもめましたね。私は何があろうと学校には行きたくなくて、トイレや自室に立てこもったりしていました。

親は当初、なんとか行かせようとしていましたが、スクールカウンセラーさんと話をして考えが変わったようで、1カ月ほど経つと「家にいてもいいよ」と協力的になってくれました。

支えはアニメ

不登校中、私の心を支えてくれたものはアニメでした。とくにテレビで再放送されていた水木しげる原作の『悪魔くん』はキャラクターがすごく魅力的でした。

たくさんのアニメを見ていくうちに「私もキャラクターを演じてみたい、声優さんになりたい」と思うようになっていったんです。

また当時、『不登校新聞』の「子ども若者編集部」で活動していた私は、声優の高山みなみさんにインタビューを申し込みました。

高山みなみさんは有名な方なので、応じてくれるか不安でしたが、なんと実現したんです(本紙310号)。本当に素晴らしい体験になりました。

そうしたこともあり、声優になりたい気持ちはさらに大きくなっていきました。

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