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政治・経済・投資 #野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」

リモート勤務が当然になった人々が起こす激変 移動不要で時間効率化だけでなく国境も越える

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メールは、電信が進歩したものです。チャットであればリアルタイム、双方向に近くなりますが、それでも電話のようにはいきません。

人類最初のリモート手段は、電話です。双方向、リアルタイムであり、「声の調子」といった微妙な情報が伝わるようになりました。これは、電信では伝えられないものです。

そのため、当初は雑音が多く、不完全な情報伝達手段だと批判されたにもかかわらず、電話は、電信を抜いて主要な情報伝達手段に成長したのです。

ところで、電話で伝えられるのは、声だけです。Zoomのようなテレビ会議によって、動画を送れるようになりました。

動画によって相手の顔の表情などもわかるため、電話よりもはるかに情報量が多くなりました。

なお、動画であっても、テレビは双方向でないので、リモートではありません。YouTubeも同様です。

テレビは、一般向けの内容しか送ることができません。その人だけに必要な情報を提供できるわけではないのです。

リモートは、これまでの仕事のやり方に多くの無駄があることを教えてくれました。

それだけではありません。

リアルの代替ではなく活動可能性を広げる

ここに新しい可能性があることが見いだされたのです。

リモートは、「リアルの代替」というより、「活動可能性を広げる」効果のほうが大きいといえます。

「リモート」とは、「人に近づかない」ということではなく、「遠くの人と近くなれる」ことを意味するのです。

打ち合わせが簡単にできるだけはありません。ブレーンストーミングも、友人との集まりも、コロナで会えない家族の集まりも、簡単にできます。

距離の概念がまったくなくなってしまったのです。

人類史上、電話の次の大きな技術革新が、テレビ会議によってなされたと言えます。

この可能性は、開発され尽くしていません。新しい可能性を見いだせば、飛躍が可能です。

人材派遣会社のパソナが本社を淡路島に移すという計画を発表して、話題になりました。

仮にあなたの会社が完全在宅勤務になったとき、あなたはそれに対応できるでしょうか?

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【距離に関係なく勤務できるので全世界的な人材の競争が起きる】

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