ご当地品名産で狙う、アジアからの観光誘致

企業だけじゃない!地方自治体もアジアに漕ぎだす!

五箇山合掌造り集落(左)・和紙で作った傘(中)・南砺市の米田聡氏(右)
福岡県鞍手町の木造十一面観音立像・福岡県大刀洗町の風景

香川県宇多津町は、1社9寺の神社仏閣と瀬戸大橋の2つの顔を持つ町であることと、古代米を用いたアルコール飲料。福岡県鞍手町は、国の指定重要文化財でもある10世紀に造られた木造十一面観音立像と巨峰。福岡県大刀洗町は、筑後川の豊富な水で育った米・野菜のある田舎町。

佐賀県武雄市は、武雄温泉や温泉街にある国の指定重要文化財「武雄温泉楼門」と、ツツジの花が咲く15万坪の大庭園御船山楽園。鹿児島県薩摩川内市は、海上200メートル級の断崖が連なる甑島断崖クルーズや特産品である甲冑などを紹介していく。

ドブ板営業で売っていく!

佐賀県武雄市の御船山楽園(左)・鹿児島県薩摩川内市の甑島断崖クルーズ(右)

笠原氏はこれらの観光地や特産品を、市場調査を経て、「ドブ板営業で売っていく」(同氏)。当初7自治体が出し合った予算は、イニシャルコスト各20万円とランニングコスト各月12万円×7自治体という額。限られた規模だが、地道に活動していく。

香川県宇多津町の風景

東南アジアで知られていないノンブランドの特産品を売り込むための施策は、地道に市場調査、PR活動を行っていくこと。ブランド商品はストーリーを組み立てて説明するまでもないが、ノンブランドはそうはいかない。しかし、「訪問先を回って調査をしていくと、一般的に公表されているニーズとは違った声が聞こえてくる。そして、活動を重ねるうちにだんだん商品に対する関心が出てき始める。いい感触になってきたら、さらにニーズを深く掘る」(笠原氏)という。

企業に負けまいと地方自治体も、アジアで泥臭く、道なき道を開拓している。

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