「松本まりか」気になる人に伝えたい魅力の本質 最も旬な女優、甘い声の裏にあるたたき上げ
さらに、「悪女の役が多いため女性から反感を買うのでは?」と聞かれた松本さんは、「反感は、とても買ってると思うんですけど、でも『1周回って好き!』とか『すごく嫌いだったのになんか好きになってきた』と言われるのはうれしいですね」とコメントしていました。
この言葉から感じるのは、物事を点ではなく線でとらえられる柔軟性。「反感を買っている」という点でとらえて感情的になるのではなく、「でも『1周回って好き』『なんか好きになってきた』という人もいるから大丈夫かな」と線でとらえることで、ストレスをため込み、活動にブレーキがかかることはないのでしょう。やはり10代・20代のときから試行錯誤を続けてきた成果が30代の今、発揮されているのです。
芸能人だけでなくビジネスパーソンのみなさんも、1つの評価や1回の人事を点でとらえて怒り狂ったり、どん底まで落ち込んだりしないことが大切。松本さんのように線でとらえられたら、メンタルのコントロールができるうえに、次のチャンスに備えられるものです。
同じ30代中盤の田中みな実との共通点
松本さんのように多岐にわたる活動をする人は、「出る杭は打たれる」という言葉があるように、不特定多数の人々から攻撃を受けるリスクを抱えています。SNSが浸透した現在では、目立つことが誹謗中傷につながりやすくなり、慎重に仕事を選びはじめた芸能人は少なくありません。その点、松本さんはまったく恐れることなく、前述したさまざまなオファーに挑んでいるのです。
そんな松本さんとほぼ同じ柔軟性を持っているのが、同じ30代中盤の田中みな実さん。田中さんはフリーアナウンサーとして進行役を担う仕事のほか、バラエティ、ドラマ、写真集など、多岐にわたる活動を見せています。
さらに、「あざとかわいい」キャラクターを演じるのがうまいことや、かつて好かれていなかった同性から「1周回って好き」と言われていることも一致。「出る杭は打たれることを承知で、新たなことに挑戦していく」という2人のスタンスは、令和という時代をけん引する女性像なのかもしれません。
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