より具体的に、面倒くさがりの東大生が実践しているやり方を2つ、ご紹介します。
面倒くさがりの東大生がやっている効率化テクニック
まずは、「本番から逆算して優先順位をつける」というやり方です。
多くの量をこなさずに必要最低限の勉強だけをしっかりと実践するためには、「これだけはやっておこう」または「これだけやっておけばいい」というタスクが何なのかを可視化する必要があります。
多くの場合、僕たちはぼんやりと勉強しがちです。なんとなく数学をやろうとか、とりあえず1時間くらい英語をやろうとか、そうやって自分の勉強がふわふわしたままになってしまっていることがあります。しかしそれでは、無駄が多くて結果もついてきません。
なので、タスクの解像度を高めるのです。まずは「具体的なタスク」をしっかりと列挙してみます。国語なら「小テストの復習」「教科書の確認」「漢字の暗記」「ワークの見直し」と、列挙して確認します。
そのうえで、本番を意識して「そのタスクの中で重要なもの」を考え、優先順位をつけていきます。「これだけはやっておかないと、本番で点が取れなそうだ」というものを調べるのです。
『東大生の勉強法カタログ』の執筆者の1人である小林星(こばやしあかり)さんという東大生は、科目ごとに勉強のタスクを列挙して、各科目で優先順位の高いものに○をつけていました。
これで科目のバランスをとりながら、やるべきことだけをしっかりやる勉強をしていたそうです。
次は、「常に問われ方を意識する」という勉強法です。
同じ授業を受けていて、同じ勉強をしていても、成績のいい人もいれば悪い人もいますよね。僕は成績の悪い側だったからわかるのですが、この違いを生んでいるのは「試験本番だったら、どうやって問われるか?」を意識して勉強できているかどうかです。
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