がん検診は誤解だらけ 何を選んでどう受ける 斎藤博著
がんは日本人の死因のトップであり、年間30万人以上が命を奪われている。がん死の中でも働き盛りのサラリーマンなどの「早すぎる死」は、家族や社会にとって大きな損失だ。そして早すぎる死を防ぐために最も重要な手だての一つが、がん検診の受診だ。
しかし、日本人のがん検診受診率は10%台から20%程度にとどまる。その一方で、がん保険や人間ドックに高額の費用を払う人も少なくない。
実は政策として行われている検診(推奨されている検診)こそ、最も低コストかつ有効性が高いと著者は指摘する。現に欧米では、検診受診率の上昇とともに、乳がん死亡率の低下を実現させた。検診について正確な知識を持つ必要性を説く。
NHK出版生活人新書 735円
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