その科学が成功を決める リチャード・ワイズマン著/木村博江訳
「自己啓発を実践している人は幸福度が低い」
「ヘマをしたほうが好感度はアップする」
「プラス思考が人生を暗くする」
「暗示をかけるだけで人は創造的になれる」
「大勢にモテようとする女は敬遠される」
「カラオケはストレス解消に逆効果」
「離婚の危機に夫婦間の話し合いは効果なし」
「集団で行う意思決定はリスクが高い」
「ほめられて育った子供は失敗を極度に恐れるようになる」--。
数々の「常識」が科学によって覆る。ここで言う科学とは「莫大な数の被験者を対象群・非対象群にわけ、徹底してデータを収集し、客観的に分析する」ことだ。データは一流科学誌に発表された膨大な実験結果がそれぞれのテーマで探索され裏づけとなっている。
では、「科学的根拠があり、簡単しかも効きめ抜群」な「自己啓発」とは。その三拍子そろった方法が実に具体的にぎっしりと詰まっている。人の心理を知るうえで面白くかつ実践的な「出色の自己啓発本」だ。
文藝春秋 1700円
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