オンライン授業で飽きる人に伝えたい鉄則3選

「家に通学する」ことでオン・オフを切り替える

コロナ禍によって取り入れられた「オンライン教育」。集中力を続かせるコツは「家に通学」することが効くようです(写真:Fast&Slow/PIXTA)

コロナ禍によって、人々の生活はガラッと変わりました。3密、マスク、テレワーク……といった言葉が飛び交う毎日。そんななか、一躍脚光を浴びているのが「オンライン教育」です。これまで、当然のように教室で行われていた学校の授業にもオンライン教育が取り入れられました。大学の中には1学期すべてオンラインで授業を行う、というところもあらわれています。

しかし、そんなオンライン教育。いざやってみると、なかなか大変なのが実情です。対面の講義とまったく同じような内容を配信しただけでは、思うような効果は得られません。

オンライン教育における最大の敵は「飽きる」ことです。対面型の授業でも、もちろん「飽きる」ことはあるのですが、オンライン教育のほうがより飽きやすいのです。「飽きる」と集中力は続かず、頭に入らず、最後に眠くなります。オンライン授業が結果として睡眠導入剤になってしまった経験は、いまや誰しもが持っていることでしょう。

私はコロナ前からオンライン上での法律資格学習サービスを運営しており、いつもこの「飽きる」現象と戦ってきました。今回は、私がオンライン教育事業を7年運営してきてわかった、オンライン教育を提供するとき、受講するときの秘訣をお伝えします。

双方向性をもたせ「ドキドキ」感をつくる

まずオンライン教育を提供する場合、飽きさせないコツは「インタラクティブ性をもたせる」ことです。最近、とある生放送のテレビ番組で、人気歌手がこの後どの歌を歌うかを視聴者のリアルタイムの投票によって決定する、というコーナーがありました。それを見ていた私は、思わずリモコンの選択ボタンを押し、今か今かと結果を待ち、選択されたその曲を歌手が歌うのを楽しみにしていました。

ここで重要なのは「自分はその企画に参加していると感じているが、次にどうなるかわからない」という点です。つまり、「企画への参加」と「次へのドキドキ」があると飽きない。これとまったく同じことがオンライン教育にもいえます。

理想的なオンライン教育は、生放送でインタラクティブ性を持たせたものです。「この問題についてどう考えるか、意見をチャットで記載してください」などと指示して、生徒から来る意見を先生がリアルタイムで読み上げ、それに対応していく。そんなことができればオンライン教育でも受講生は飽きることはないでしょう。

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