リモートで「成長する人、停滞する人」4大分岐点 「変化や新たな価値」を"創造できるか"が勝負
「創造性が劣化」してしまった日本企業
「デジタル化→オンライン化→リモートワーク」という新たな流れは、日本企業の長年の課題だった「低生産性」という問題を解決する絶好のチャンスである。
「ペーパーレス」「はんこレス」のみならず、「通勤レス」「対面レス」「出張レス」など徹底的に「レス」を推し進め、社内に巣食う「不要不急」を撲滅しなければならない。コロナは「レスの時代」の幕開けである。
生産性の改善は、日本企業にとって不可欠だが、それだけで日本企業の競争力が高まるわけではない。より重要なのが「創造性の向上」である。
「日本からなぜイノベーションは生まれないのか?」という投げかけも長年繰り返されてきたが、それは間違った認識である。日本企業はこれまでにも世界に冠たるさまざまなイノベーションを生み出してきた。
「内視鏡」「ウォークマン」「ウォシュレット」「ハイブリッド車」「インスタントラーメン」「家庭用ゲーム機」「発光ダイオード」……。日本が生み出したイノベーションは多い。
しかし、それは「これまで」の話である。日本企業が「これからも」イノベーションを生み出しつづけることができるかといえば、「大きな疑問符」がつく。
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