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説明が上達したい人に知ってほしい数学的思考 連立方程式を解くことがどう人生に役立つか

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  • 深沢 真太郎 BMコンサルティング代表取締役、ビジネス数学教育家
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『数学的に考える力をつける本: 本質をつかむ 考えがまとまる 説明上手になる 』(三笠書房)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

大事なのは「なぜその解になるのか」を説明するシナリオを考えることです。主張したい結論がすでにある。それをどうやって正しいと証明するか。これはまさにすべてのビジネスパーソンに必要なリテラシーであり、人間の仕事です。

先ほどご紹介した「連立方程式を解け」という問題があったとき、それを教師に教えられたとおりに作業して正解を導いて終わるのか、この問題の解が正しいことの説明ロジックを考えるのか。それはとても大きな差になります。

実際、私は大学生に講義をすることもありますが、机上では問題の正解を導いているのに、その問題の解説授業をしてみてくださいと要求すると驚くほどそれができません。なんとなく作業をすれば問題の正解は導ける。でもそれを第三者に説明することができない。そんな「症状」が多発しているのです。

「数学を学ぶ」のではなく「数学を通じて学ぶ」  

図形、数列、微分積分、確率、数学にはさまざまな分野があります。少し専門的な分類をするのであれば、解析、幾何、代数、確率、統計、そのほか応用数学。実にさまざまな分野が存在します。しかしこれらすべてに共通するのが、数学コトバを駆使しながら結論(主張)に僅かな矛盾もないことを説明する行為です。そしてこれが「数学を通じて得られること」です。私はこの概念を次のように表現して伝えています。

「数学を学ぶ」のではなく、「数学を通じて学ぶ」

「学問の理解」をゴールにすると、その学び直しはビジネスには役立たない

数学を正しく学んだ人は、数学は言語だと語ります。しかしそれは数学を理工学や経済学を理解するための言語と認識している人が多いように思います。もちろんそれは間違いではありません。しかし一方で別の視点から見ると、私たちが日常のビジネスシーンで使う言語でもあります。

人の人生は使う言葉で決まります。ポジティブな言葉ばかり使う人とネガティブな言葉ばかり使う人では人生が変わってきます。もし「数学コトバ」の必要を感じられるのであれば、数学を通じた言葉の使い方を学び直すことをお薦めします。

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