学校英語は「イタい間違い」だらけ イェール大学流、最強の英語勉強法(4)

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「学問の常識」と「世間の常識」のギャップを埋めよう

入山:しかも面白いのは、そのセオリーが斉藤さん独自の画期的な方法論というよりは、「もともとあったもの」を持ってきただけ、というところですよね。

斉藤:そうなんですよ。僕がやっていることも、本に書いたことも、決して真新しいことでもなんでもなくて、「こういうふうにやればできますよ」という提案の集合体なのですよね。

博士号を取って大学の研究と教育の場、両方を経験している立場から申し上げると、研究はやっぱりバカにできませんよ。研究の最先端のところだと、学者たちが食っていくためにちょっと「のろし」を上げていることもあって、危うい部分が大いにありますけど、ある程度、淘汰されてコモンセンスになった知見、教科書に載せてもおかしくないような成果というのは、どんどん商用化して、世の中をよくしていくべきだと思っています。

入山:そういう意味では、ちょっと手前みそなのですが、私の本もたぶんそういうところがあったと思います。『世界の経営学者はいま何を考えているのか』のサブタイトルは「知られざるビジネスの知のフロンティア」となっているのですが、実はそんなにフロンティアでもないんですね(笑)。学者たちの間ではとっくにコモンセンスになっていることがほとんどだったりします。

斉藤:でも、世間の人たちが知らない。

入山:特に日本人が知らない。でも欧米の学者たちは常識として共有している知見ばかりなのです。だから「こんな当たり前なことばかりで大丈夫なのかな」と思って書いたのですが、いざ出版したら「目からウロコでした」みたいな反響がものすごくたくさん来て。

斉藤:それって大切なことですよね。僕自身も「学者→政治家」「学者→経営者」とキャリアを変えてきたからこそ、そういう「ギャップ」を埋めていきたいという気持ちは強く持っています。

――次回はあのベストセラー英文法書の著者を特別ゲストにお迎えして、対談を予定しています。お楽しみに!

斉藤淳氏の最新刊『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』(KADOKAWA中経出版)が発売中。
使える英語を「最短ルート」で身に付けるための効率的な勉強法を紹介。


 

斉藤 淳 J Prep斉藤塾代表

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中学・高校生向け英語塾「J Prep斉藤塾」代表。元イェール大学助教授。元衆議院議員。1969年山形県生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業、イェール大学大学院博士課程修了(Ph.D. 政治学)。イェール大学助教授、高麗大学客員教授などを歴任。
2012年、アメリカより帰国し、東京・自由が丘にて英語塾を起業。現在自由が丘、渋谷、山形・酒田にて塾を展開。「自由に生きるための学問」を理念に、第二言語習得法の知見を最大限に活かした効率的なカリキュラムで、生徒たちの英語力を高め続けている。
研究者としての専門分野は日本政治・比較政治経済学。主著『自民党長期政権の政治経済学』で、第54回日経・経済図書文化賞などを受賞。

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